4 min read2026-03-13雨OK楽しい
雨の自由が丘は、甘いもので成立する
ショコラとベーカリーとカフェ。屋根の下で完結する、ちょっと贅沢な雨の日。
雨の休日。外に出る気力はあまりない。でも家にいると、冷蔵庫を何度も開けて閉めるだけの午後になりそうで、それはもっと嫌だ。傘をさしてでも行きたい場所があれば、話は別なのだけれど。自由が丘は、雨の日に行く理由をいくつも持っている街だ。
まずTODAY'S SPECIALに入る。生活道具と食品のセレクトショップ。器を眺めるのが好きだ。手に取って、重さを確かめて、棚に戻す。買わなくても許される空気がある。自分の台所を思い浮かべながら棚を見て回る時間は、穏やかでいい。そのままDULTONへ。こちらはもう少し遊び心がある。アメリカンヴィンテージの雑貨や家具。自分の部屋にあったら楽しいだろうなと思うものを、頭の中で配置してみる。買い物をしなくても、想像するだけで部屋が更新される気がする。
ここから先は、甘いものの時間。MAGIE DU CHOCOLATで、自分用のショコラを選ぶ。誰かへのギフトではなく、今日の自分のために。ボンボンショコラを2粒だけ。店員さんに「お好みは?」と聞かれて、「苦めで」と答える。それだけの会話が、なんとなく嬉しい。
最後はベルアメールのカフェに座る。窓の外の雨を眺めながら、チョコレートケーキを食べる。フォークを入れるとき、少しだけ幸福感がある。大げさではなく、本当に少しだけ。甘いものに理由はいらない。雨の日はなおさら。
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